家族団らんがいちばんです。がんばりましょう

仕事が終わった頃に家族のLINEを見ると「おじいさんが体調悪いということで今赤十字病院の救急にいる」とありました。
急いで向かうと両親と祖母が待合室の席で待っていました。
どうやら心不全と肺炎の疑いとのこと。
最初はかかりつけの入院施設のある地元の病院に行きましたが、心臓の検査はできてもカテーテルの出来る先生が明日しか来ないため、明日まで様子を見るしかないと言われたらしく、それを聞いた祖母が「ここにいたら死んでしまう」ともう泣いて泣いて取り乱していたので見かねた母が「体調悪いのを何日も我慢して今ここにいるため、様子を見ていられません。紹介状を書いてください」とお願いすると担当してくれた医師も「僕もその方がいいと思ってたんですよ~」という気の抜けた言葉をいただいたそうで「(あっ、様子見なんて言わなくて良かった)」と思ったそうです。
赤十字病院に移送後、医師には「カルテがないので1から検査しなければ何とも言えない」と言われそこから3時間近く検査が行われました。
その間に祖母が「家を出るときにいつも大切にしている家のカギを仏壇に置いて行ったんだよ。何か悟ったんじゃないかと思ってもう気が気でなくて…」と教えてくれました。
いつも必ず持っていた小さな鈴のついた家のカギ。それを仏壇に置いたことがまるで自分の死期を悟ったように見えたのでしょう。何も言えず黙って話を聞いていると
母「あれ私が置いたんだよ?」
…え?
母「なくなるとまずいし、お盆だから仏壇は必ず見るだろうと思ってあそこに置いた」
祖母「あら、そうなの?(ケロッ)」
なんかそこからもう不謹慎ながらみんなで声を殺して笑うのに必死でした。
結果的に祖父は無事息を吹き返し、ベッド上であれがないこれがないとすっかりいつもの感じに戻っていました。
祖母「げんきになるとすぐこれだから…」
さっきの涙はどこへやら。怒りながらもきびきび動く祖母を見てなんだかちょっとホッとしました。